キャンパーなら一度は行きたい「ふもとっぱら」。富士山の裾野に広がる圧倒的なロケーションは、写真で見るより実物の方が何倍も凄い。ただ、問題は予約が取れないこと。この記事では、実際に何度も通った経験をもとに、予約のコツからおすすめのサイト位置、現地で食べたいキャンプ飯まで、ふもとっぱらを120%楽しむための情報をまとめた。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 静岡県富士宮市麓156 |
| 標高 | 約830m |
| サイト | フリーサイト(オートキャンプ可) |
| チェックイン | 8:30〜17:00 |
| チェックアウト | 14:00 |
| 料金 | 大人1,000円/人+車1台3,500円(2026年時点) |
| 通年営業 | はい(年末年始休業あり) |
この記事の内容
予約を確実に取るための5つのテクニック
ふもとっぱらの予約は公式サイトからのWeb予約のみ。電話予約は受け付けていない。毎月1日の19:00に、再来月分の予約枠が一斉に開放される。週末や連休はものの数分で埋まるので、事前準備が全て。
テク1:予約開始の5分前にはスタンバイ
19:00ちょうどにアクセスが集中してサイトが重くなる。18:55にはブラウザを開いて予約ページにアクセスし、ログイン済みの状態で待機しておく。
テク2:入力項目を事前にメモしておく
予約フォームで入力する「人数」「車の台数」「メールアドレス」などは毎回同じ。あらかじめメモしておいて、コピペで一瞬で入力できるようにしておく。ここでモタつくと負ける。
テク3:PCとスマホの2台体制
回線が異なるデバイスを2台用意する。Wi-Fi接続のPCと、4G/5G接続のスマホで同時にアタックする。片方がサーバーエラーで止まっても、もう一方が通ることがある。
テク4:第2候補の日程も決めておく
本命の日程がダメだった場合に備えて、第2・第3候補を事前に決めておく。「あの日がダメだった…」と固まっている間に他の日程も埋まっていく。
テク5:平日狙いなら余裕あり
金土の予約は激戦だが、日〜木曜は比較的空いている。有給を使える人は平日泊を検討しよう。平日のふもとっぱらは空いていて、富士山を独り占めしているような贅沢感がある。
キャンセル待ちで勝つ方法
予約開放日に取れなくても諦める必要はない。ふもとっぱらはキャンセルが結構出る。特に狙い目のタイミングがある。
- 希望日の8日前、11:00〜13:00:予約確認メールが自動送信される日で、ここでキャンセルする人が多い。経験上、最もキャンセルが出やすいタイミング
- 3日前〜前日:天気予報が悪いと一気にキャンセルが出る。特に雨予報が出た金曜日の夕方は狙い目
- 平日の12:00〜13:00:昼休みにスマホでキャンセル手続きをする人が多いのか、この時間帯に空きが出やすい
注意:キャンセル待ちに「裏技」はない。自動リロードツールやbotを使った予約は規約違反。地道にチェックするのが一番確実で、実際それで何度も取れている。
おすすめサイト位置ガイド|エリア別の特徴
ふもとっぱらはフリーサイトなので、早く到着した人から好きな場所を選べる。ただし「どこでも同じ」ではない。エリアごとの特徴を知っておくと、自分にとってのベストポジションが見つかる。
エリアの全体像
ふもとっぱらのフィールドは大きく分けて、管理棟に近い「南側エリア」と、奥に進んだ「北側エリア」がある。トイレは草原中央トイレと、奥のトレーラートイレの2箇所。
B・C・Mエリア(草原中央〜やや南)
富士山ビュー:正面にどーんと富士山が見える最高のポジション。特にMエリアは遮るものが少なく、朝焼けの富士山が圧巻。
メリット:草原中央トイレに近い、炊事場へのアクセスが良い
デメリット:人気エリアなので混雑する。週末は隣のテントとの距離が近くなりがち
向いている人:初めてのふもとっぱら、ファミリー、利便性重視の人
I・Jエリア(北側・奥エリア)
富士山ビュー:牧場越しに見える富士山が壮大。個人的にはふもとっぱらで最も美しい景観だと思うエリア。
メリット:比較的空いている、静か、写真映えする
デメリット:草原中央トイレまで距離がある(トレーラートイレは近い)
向いている人:ソロキャンパー、カメラ好き、静かに過ごしたい人
N・Fエリア(南東側)
富士山ビュー:やや角度がつくが、富士山はしっかり見える。林に近いので風を遮れるメリットがある。
メリット:風が弱い(林が風よけになる)、適度な人口密度
デメリット:林に近すぎると虫が気になる季節もある
向いている人:風が苦手な人、春秋キャンプの人
O・Pエリア(最奥エリア)
富士山ビュー:十分に見える。むしろ人が少なくて富士山を独占している感覚がある。
メリット:最も空いている、プライベート感が強い
デメリット:トイレ・炊事場が遠い、管理棟まで歩くと10分以上
向いている人:人混みを避けたいベテランキャンパー
場所選びで知っておくべき3つの注意点
- 堆肥場の臭い:キャンプ場の近くに堆肥場があり、風向きによっては独特の臭いが漂ってくるエリアがある。特に南西側は注意
- 地面のぬかるみ:雨の後は地面が水たまりになりやすい場所がある。少し高台になっている場所を選ぶのがコツ
- 林の影:富士山に近づきすぎると(北に行きすぎると)、林の陰で富士山が一部隠れることがある
知っておくべきルールと注意点
チェックイン・チェックアウト
チェックインは8:30〜17:00。ただし、良い場所を確保するなら8:30到着が鉄則。特に週末は開門と同時に車が押し寄せる。チェックアウトは14:00と遅めなので、朝の富士山をゆっくり楽しめるのが嬉しい。
車の乗り入れ・駐車
オートキャンプOK。テントの横に車を停められる。ただし、雨の日は車がスタックすることがある。特に草原の奥に入りすぎるとタイヤが泥にはまることがあるので、四駆でない場合は無理をしないこと。
焚き火のルール
直火は禁止。必ず焚き火台を使用すること。焚き火シートも推奨されている。灰は指定の灰捨て場に捨てる。
ゴミのルール
ゴミは分別して、チェックアウト時に指定のゴミ捨て場に持っていく。分別が細かいので、到着時にルールを確認しておこう。
標高830mにあるため、平地より気温が約5℃低い。夏でも夜は肌寒く、冬は氷点下になる。そして風が強い。富士山の裾野を吹き抜ける風は想像以上に強力で、テントやタープが飛ばされる事故が毎年起きている。ペグは長めの鍛造ペグを使い、ガイロープはしっかり張ること。
ふもとっぱらで作りたいキャンプ飯レシピ
富士山を眺めながら食べるキャンプ飯は、味が3割増しになる(体感)。ふもとっぱらは買い出しポイントが近くにないので、食材は事前に揃えていくのが基本。
1. ダッチオーブンで作るローストチキン
材料(3〜4人分):丸鶏1羽(約1.2kg)、じゃがいも3個、にんじん1本、玉ねぎ1個、にんにく4片、ローズマリー2枝、オリーブオイル大さじ3、塩・胡椒適量
作り方:
- 丸鶏にフォークで穴を開け、塩・胡椒・オリーブオイルを全体に塗り込む。お腹にニンニクとローズマリーを詰める
- ダッチオーブンの底にざく切りの野菜を敷き、その上に丸鶏を置く
- 蓋をして炭火で上下から加熱。下火弱め・上火強めで約50分
- 鶏の皮がパリッとして、肉汁が透明になったら完成
ふもとっぱらで丸鶏を豪快に焼く。これぞキャンプの醍醐味。富士山をバックに蓋を開ける瞬間は最高の写真スポットになる。
2. スキレットで厚切りステーキ
材料(1人分):牛ステーキ肉(厚さ2.5cm以上)300g、塩・胡椒適量、バター10g、にんにく1片
作り方:
- 肉は焼く30分前にクーラーボックスから出して常温に戻す
- 塩・胡椒を強めにふる。スキレットを煙が出るまで熱する
- 肉を入れて片面2分ずつ焼く。最後にバターとにんにくを加えて香りをつける
- アルミホイルに包んで5分休ませてから切る
シンプルだけど、外で食べるステーキの破壊力は異常。事前に肉を常温に戻すひと手間が美味しさの鍵。
3. 朝の富士山を見ながらホットサンド
材料(1人分):食パン(8枚切り)2枚、ハム2枚、とろけるチーズ1枚、卵1個、マヨネーズ適量
作り方:
- 食パンにマヨネーズを塗り、ハム・チーズ・目玉焼きを挟む
- ホットサンドメーカーで片面2〜3分ずつ、こんがり焼く
- 対角線で切って完成。コーヒーと一緒にどうぞ
ふもとっぱらの朝は早起きして富士山の日の出を見るべき。そのあとに熱々のホットサンドを食べる朝が、何よりの贅沢。
4. 〆のほうとう鍋
材料(2〜3人分):ほうとう麺200g(道の駅で入手可)、かぼちゃ1/4個、白菜2枚、しめじ1/2パック、豚バラ100g、味噌大さじ3、だしの素小さじ1、水800ml
作り方:
- 鍋に水とだしの素を入れて火にかける。かぼちゃは薄切りにして先に投入
- かぼちゃが柔らかくなったら、豚バラ、白菜、しめじを入れる
- ほうとう麺を入れて10分ほど煮込む。最後に味噌を溶き入れて完成
山梨・静岡の郷土料理をキャンプで食べる贅沢。ふもとっぱらの冷え込む夜にはこれが最強。「道の駅 朝霧高原」でほうとう麺が買える。
周辺施設ガイド|温泉・買い出し・観光
買い出しスポット
| 店舗 | 距離 | 特徴 |
|---|---|---|
| マックスバリュ富士宮店 | 車で約30分 | 食材・日用品フル対応。到着前に寄るのがベスト |
| 道の駅 朝霧高原 | 車で約10分 | 地元食材・お土産・ほうとう麺あり |
| セブンイレブン富士宮朝霧店 | 車で約15分 | 最寄りコンビニ。ちょっとした買い忘れに |
おすすめ温泉
| 施設名 | 距離 | 料金 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 風の湯 | 車で約15分 | 大人900円 | 富士山を見ながら入浴できる露天風呂。キャンパーに一番人気 |
| 花の湯 | 車で約30分 | 大人1,540円 | 充実の施設。岩盤浴やレストランあり。ゆっくり過ごしたい人向け |
| あさぎり温泉 風の湯 | 車で約10分 | 大人700円 | コスパ重視ならここ。シンプルだが清潔 |
観光スポット
チェックアウト後に立ち寄れるスポットを紹介。
- 白糸の滝(車で約20分):高さ20m、幅150mの壮大な滝。マイナスイオンが凄い
- まかいの牧場(車で約5分):動物との触れ合い体験やソフトクリームが人気。子連れにおすすめ
- 富士山本宮浅間大社(車で約30分):全国1,300余の浅間神社の総本宮。パワースポットとしても有名
よくある質問(FAQ)
Q. ふもとっぱらの予約はいつ開始される?
A. 毎月1日の19:00に再来月分の予約が開放される。例えば4月1日19:00に6月分が開く。公式サイト(fumotoppara.net)でのWeb予約のみ。
Q. ソロキャンプでも楽しめる?
A. もちろん。むしろソロキャンパーの聖地と言っても過言ではない。富士山を見ながら一人で焚き火する時間は、何物にも代えがたい。I・Jエリアの静かな場所がソロにはおすすめ。
Q. 雨の日でも楽しめる?
A. 雨のふもとっぱらも雲の切れ間から富士山が顔を出す瞬間があって、それはそれで幻想的。ただし地面がぬかるむので、長靴は必須。車のスタックにも注意。
Q. 夏と冬、どちらがおすすめ?
A. 個人的には秋(10〜11月)がベストシーズン。空気が澄んで富士山がくっきり見え、紅葉も美しい。夏は避暑にはなるが虫が多い。冬は氷点下覚悟の装備が必要だが、冠雪の富士山は最高に美しい。
Q. 薪は現地で買える?
A. 管理棟で購入できる。広葉樹と針葉樹の2種類があり、1束700円前後。焚き火をたっぷり楽しむなら2〜3束は必要。
Q. ペットは連れていける?
A. ペット同伴OK(リード必須)。ただし、隣のキャンパーへの配慮は忘れずに。広大なフィールドなので、犬連れキャンパーにも人気が高い。
Q. 電源サイトはある?
A. 電源サイトはない。全面フリーサイト。ポータブル電源を持参するか、電源なしで過ごすスタイルになる。
ふもとっぱらの予約は毎月1日19:00から
この記事の予約テクニックを参考に、憧れのふもとっぱらキャンプを実現しよう。最新情報に随時更新中。
まとめ
ふもとっぱらは「日本一の富士山ビューキャンプ場」と言い切っていい場所だと思う。予約は確かに大変だが、この記事で紹介したテクニックを使えば、確率はかなり上がるはず。
広大な草原に自分のテントを立てて、目の前に富士山がそびえる。その景色を見た瞬間、「予約を頑張って良かった」と心から思える。キャンプ仲間に「ふもとっぱら行ったよ」と言ったときの反応も含めて、一度は経験してほしいキャンプ場だ。